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カニから産まれる深海魚


イバラガニモドキの甲羅内に産み付けられた卵からふ化したアイビクニンの稚魚

 魚が卵を守るためカニの甲羅内に産卵する習性について、小名浜の水族館アクアマリンふくしまは14日までに、北海道羅臼沖の深海で捕獲したカニの一種、イバラガニモドキに卵を産み付けた魚種は深海魚のアイビクニンとオグロコンニャクウオだとする研究成果をまとめた。
 カニから産まれる魚種が判明したのは日本で初めてという。同館が国立研究開発法人水産研究・教育機構と共同研究し、7日に東京大海洋研究所で行われた日本甲殻類学会で発表した。
 昨年7月、同沖の水深600―750㍍付近のエビかご漁で捕獲した128匹から卵塊19個を採集し、卵塊とふ化した稚魚、同沖で捕った成魚のDNAを比較して魚種が判明した。
 甲羅内は新鮮な海水が行き来し、外敵から身を守りやすいことが産卵場所になった理由とみられる。これまでもイバラガニモドキにコンニャクウオ属の魚が産卵することは分かっていたが、種を特定できなかったという。
 同館ではふ化した2種の魚と同種のカニを展示しており、今後は魚がどのように産卵するのか、などの生態を研究する。
 今回の研究で卵塊が見つかった確率は14・8%。イバラガニモドキは一般的に食用にされており甲羅内に魚の卵塊が見つかる可能性もあるが、飼育員の上運天萌子さん(24)は「甲羅の中に入っていた卵を食べても害はありませんが、あまりおいしくないかもしれません」と話して いる。

編集者: まのめ  日付:17年10月31日

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