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帰ってくるサケ過去最少か 楢葉町の木戸川


今季初の合わせ網漁で捕獲したサケを持つ鈴木謙太郎さん

 サケの漁獲量が本州有数だった楢葉町の木戸川に今季もサケが戻ってきている。震災と東京電力福島第1原発事故によりサケのふ化事業が中断した影響で、今年の遡上数はこれまでで最も少なくなる見通し。関係者は「大切な命をつないで以前のように多くのサケがあふれる川にしたい」と意気込んでいる。
 サケの遡上が最盛期を迎えた15日、今季初めての合わせ網漁が行われた。簗場近くの上流側から下流にある網の中にサケを追い込む伝統猟法で、胴長を履いた木戸川漁協の組合員約10人が網を引くと婚姻色に色付いた約40匹が水しぶきを上げた。
 同川のサケ漁は町の避難指示が解除された2015年までの4年間、中断した。水揚げがない中、同漁協はいわき市の漁協から稚魚を購入し14年と15年春に計2万匹を放流した。
 今年は14年に放流した13年秋生まれの稚魚が成長し、4年魚となって戻ってきているとみられる。ただし放流数が少なく、大半は13年秋に自然産卵からふ化し、成長したサケという。
 漁協のふ化場長鈴木謙太郎さん(35)は「今年と来年は漁を中断した影響がもっとも大きい年にとみられるが、なんとか多くのサケが戻ってくることを期待したい」と話した。木戸川は震災前、毎年約7万匹を捕獲し、1200万~1500万匹の稚魚を放流してきた。

編集者: まのめ  日付:17年10月31日

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