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久之浜張子の魅力伝える 暮らしの伝承郷で企画展


木型に紙を張り付けたままになっているだるま

 いわきの郷土玩具として全国的に知られる久之浜張子の魅力を紹介する企画展「久之浜張子の世界展」が1月28日まで、市暮らしの伝承郷で開かれている。
 張子とは、木型に和紙を糊で張り重ね、乾燥させてから2つに割って型を抜き、張り合わせた玩具。胡粉や砥の粉を塗った上に彩色を施す。室町時代に中国から伝えられ、江戸時代に全国各地で広まった。
 いわきでも江戸中期には、平の城下町で張子をなりわいとする家が6軒あったとされる。江戸後期に制作者が久之浜に移り、鮮やかな色使いが特徴の久之浜張子ができた。天狗やだるま、虎を中心にさまざまな張子が作られ、昭和30年に愛好家が選んだ番付では、全国75番中、東方の前頭24番に位置づけられる人気だった。製作者はすでに亡くなり、現在では廃絶している。
 会場では、天狗やだるまなどの張子のほか、市指定有形民俗文化財に指定されている木型など約180点を展示。アンバランスさが特徴の、動物の上に人が乗っている張子も紹介し、老若男女に愛された張子の魅力を伝えている。
 同施設では「これを期にみなさんのご家庭に眠る民俗資料のいわき張子が再発見されることを期待します」とコメント。処分に困るなどした時は引き取りにも応じるとして情報提供を呼び掛けている。

編集者: まのめ  日付:17年12月28日

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