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震災の記憶、人形で伝える 創作人形作家の志賀さん


震災の記憶を後世に伝えようと作った作品と志賀さん

 東日本大震災の記憶を後世に伝えようと、創作人形作家の志賀葉月さん(65)=平上荒川=が被災者を題材にした作品作りに励んでいる。報道や書籍等で知った被災状況などを人形で再現。鎮魂の祈りを込めた作品が見る人の感情に訴える。
 震災から7年。記憶や教訓の風化が懸念される中、人形に命を吹き込んでいる。図書館に通うなどして情報に接し「被災するなどした人物になりきって」(志賀さん)人形と向き合う。構想から完成まで4ヶ月掛かった作品もあるという。
 5日から10日まで、平下荒川の龍門寺で志賀葉月教室展が5年ぶりに開かれた。震災をテーマにした教室展は初。津波から逃れる家族の様子を表現した「命の叫び」、復興支援ソングの歌詞からイメージを膨らませた「花は咲く」など、志賀さんの7作品をはじめ生徒26人の作品を展示した。展覧会には多くの市民らが訪れ、作品を熱心にのぞき込むなどしていた。
 志賀さんは1980年、独学で紙粘土人形の制作を開始、東京の教室に通うなどして技術を学んだ。創作人形教室「クラフト&ギャラリー葉月」(平上荒川諏訪下65─4)主宰し、多くの生徒に技術を伝えている。
 きれいで華やかな人形を制作していたが、震災後は人々により訴えかける作風に変わった。今後の予定のうち個展は2020年、教室展は21年に開く。作品「花は咲く」は売却済みだが、志賀さんのほかの作品などは同教室に展示している。問い合わせは同教室、電話0246(23) 2477。

編集者: まのめ  日付:18年4月27日

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