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開高健ノンフィクション賞受賞 いわき舞台の「空をゆく巨人」 | WEBメディア ふくしま、いわき市のポータルサイト

開高健ノンフィクション賞受賞 いわき舞台の「空をゆく巨人」


受賞祝賀会で受賞の喜びを語る川内さん(中央)

 いわき市に縁が深いノンフィクション作家の川内有緒さん(東京都在住・45歳)が同市を舞台にした新著「空をゆく巨人」で、集英社の「第16回開高健ノンフィクション賞」を受賞することになった。7月21日には、いわきワシントンホテル椿山荘で受賞祝賀会が行われ、関係者ら約100人が出席した。
 「空をゆく巨人」は、いわき万本桜プロジェクトを主宰する志賀忠重さん、アーティスト蔡國強さんの30年に及ぶ交流の軌跡をたどりながら、人間同士の心の交流やアートの力を問いかけるストーリー。同7日、応募作品約160点のなかから選ばれた。
 祝賀会は物語の主人公でもある志賀さんの呼びかけで行われ、知人や友人、支援者らが出席した。同プロジェクトの取材を続けているジャーナリスト津田大介さんが司会を行い、後半には川内さんとのトークショーも。
 川内さんは「取材で何度も通ううちに、いわきが本当の故郷になった。帰りたい場所がある幸せをかみしめながら、これからもいわきに通いたい」と語り、受賞の喜びをかみしめた。
 川内さんは母親がいわき生まれで、元国連職員。当時の体験をユニークな筆致で書いた「パリでメシを食う」が話題に。「バウルを探して」で新田次郎文学賞を受賞した。知人に勧められ、2015年秋に初めて「いわき万本桜プロジェクト」を取材。2016年からは夫イオさん(ライター)とともに、同地にある「一冊の図書館SOLOU NO」の館長も任されている。「空をゆく巨人」は集英社より11月ごろ発売予定で、同月に受賞式が行われる。

編集者: まのめ  日付:18年8月30日

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