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岩間町にモニュメント完成 震災の記憶を後世へ


岩間町の防災緑地に完成し、お披露目されたモニュメント

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩間町の防災緑地で16日、震災の記憶を後世に伝えるモニュメントの除幕式があった。全長2・8㍍の卵形造形物の下には、地元小中学生らの自画像や、被災者約60人の証言を集めたDVDなどをタイムカプセルとして埋設。震災の20年後となる2031年3月11日午後2時46分に開封する予定となっている。
 同事業は震災後、被災者支援活動などに取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)勿来まちづくりサポートセンター(舘敬理事長)が実施。モニュメントは、東京芸術大の北郷悟教授(植田町出身)らがデザインしたアルミニウム製で重量は約600㌔。北郷教授によると「震災の記憶を後世に残し、未来を創造する願いを込めた造形物で、コスモス(宇宙観)の形態を表している」という。
 タイムカプセルには、勿来地区を中心に県内外の小中学生の自画像190点を納めた。植田小6年の大津真珠さん(12)は鏡を見ながら約1時間半かけて「笑顔の自分」を描いた。開封する13年後については「立派な大人になって働いていると思う。人助けをしたいので看護師になりたい」と話した。
 舘さんは「タイムカプセルを開封後、自画像を受け取った元小中学生の成人が地域防災を考えるきっかけになってくれれば」と期待している。
 市によると、震災時は岩間町に7㍍超の津波が押し寄せ、住宅188戸が全半壊し、関連死・行方不明者含め11人が死亡した。県は約1㌔ある岩間海岸沿いに3・9㌶の防災緑地を整備しており、2018年度に完成する予定という。

編集者: まのめ  日付:18年9月28日

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