いわき市のポータルサイト,いわきの求人

死や病いを考えるフェス まじめにユーモア体験 | WEBメディア ふくしま、いわき市のポータルサイト

死や病いを考えるフェス まじめにユーモア体験


舞台とともに振り付けで盛り上がる来場者

 生老病死の現象と本質について考える体験型イベント「igokuFes(いごくフェス)2018」が8日、いわき芸術文化交流館アリオスで開かれた。市の主催で2月に続いて2回目。タブー視されがちな人生の最期について、音楽や即興芝居などでのユーモアを交えた演出が来場者を楽しませた。
 今回のテーマは死後の世界「極楽浄土」。おらは死んじまっただ~…。舞台イベントでは「帰ってきたヨッパライ」の独奏に続き、故人の額に付ける三角の白い布「天冠」姿で登壇した指揮者のさばきによる、いわき吹奏楽団の「スーダラ節」で幕開け。故西城秀樹さんの人気曲「ヤングマン」では、「YMCA」の振り付けで舞台と客席が一体となった。
 市内在住の元気な高齢者を敬するigoku表彰式では「生涯現役で賞」に選ばれた、かしま病院名誉理事長の中山元二さん(88)が「人生楽しくなくちゃ。どう楽しく生きるかを考えたい」、餃子家サンタ店主で市シルバーリハビリ体操指導士会会長の三田須生雄さん(79)は「感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。
好間町出身のカタヨセヒロシさんが共同主宰を務める、即興パフォーマンス集団「6-dim+(ロクディム)」は、三途の川を訪れた主人公の心境を演じた。残してきた家族へ伝えたい思いを、来場者から集めた言葉のメモを無作為に選んで発言。一見、場面とは無関係で意味不明と思える言葉を演技の中に組み込む即興で来場者を笑いの渦に巻き込んだ。
 igoku(いごく)はいわき市の方言で動くの意。市は、だれもが住み慣れた地域で暮らし続けることができる「地域包括ケア」の推進を目指し、今年度から活動を情報発信する取り組み「igoku」を開始。ウェブサイトを開設し、フリーペーパーの発行も始めた。取り組みの理念を表す「igoku」には「人と地域の間を動く人を支え、自分たちも動いていきたい」との気持ちが込められているという。

編集者: まのめ  日付:18年9月28日

死や病いを考えるフェス まじめにユーモア体験へのコメント(0件)