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エンリッチメント大賞受賞 アクアマリンのカワウソ飼育


カワウソのふちで子どもをくわえて泳ぐユーラシアカワウソ

 飼育動物の生活環境を豊かにする、動物園や水族館のさまざまな取り組みを表彰するエンリッチメント大賞2018で、小名浜の水族館アクアマリンふくしまはユーラシアカワウソの飼育で大賞を受賞、飼育を担当している縄文の里グループ主任の中村千穂さんは「自然環境を再現することで野生の行動を引き出せた。カワウソたちの多様化する行動の記録を取り、科学的な検証をして本種の生態解明に少しでも貢献したい」と語り、さらなる研究へ意欲を示した。
 同大賞は動物園・水族館に対する社会的な意識を高め、環境リッチメントを推奨するために市民ZOOネットワークが02年に創設。17回目の今回は全国から22件の取り組みに対する応募があり、同館の取り組みは「野生環境の再現と動物の自然な行動を引き出した『王道のエンリッチメント』であること」などが高く評価された。
 同館では、絶滅したニホンカワウソの近縁種ユーラシアカワウソの飼育を2010年に開始。縄文時代の里山をテーマに2015年にオープンした展示水槽「カワウソのふち」では、水草の中を魚とともに泳ぎ、草花の中を駈け回るカワウソの展示に成功。複数の場所での営巣行動や、哺育中の巣の移動など、野生のユーラシアカワウソでみられる哺育行動が確認された。  
 授賞式は1日、東京大学農学部弥生講堂一条ホールで行われ、同館から中村さんと、「カワウソのふち」コーナー造成時の担当者でアクアマリンいなわしろカワセミ水族館館長の安田純さんが出席。中村さんは、参加した全国の動物園・水族館関係者ら約150人を前にカワウソ飼育の取り組みについて講演した。

編集者: まのめ  日付:19年1月1日

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