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平成期、親子二代で水祝儀 永山さんと大平さん


冷水を浴びる(左から)大平さん、斎藤さん、永山さん

 平沼ノ内地区に400年以上伝わる奇祭「水祝儀」が14日、平沼ノ内の愛宕神社で行われた。平成最後の開催となり、地区の花婿3人が若者から冷水を浴びた。3人のうち、会社員の永山智也さん(25)と大平浩貴さん(24)の父親はいずれも平成元年に結婚し、花婿として翌年の水祝儀に参加。大役を果たした息子の姿に「平成最後に良い記念になった」などと満足そうだった。
 水祝儀は花婿が清らかな水を浴びることで家内安全となり地域が発展すると伝えられる、市の無形民俗文化財。今年は2人と会社員斎藤綜太さん(25)が参加し、浴衣にわらじ履きでしめ縄で囲んだ砂場に立った。
 水を運ぶ若者は途中でわざと転んだり、水をこぼすなどして時間をかけるのが習わし。取材をするテレビレポーターの頭から水を掛けたり、詰め掛けた観衆に水をまくそぶりをする度に会場は笑い声に包まれた。
 「ひと思いにやってくれ。寒い」。腕組みをして寒さに耐える3人に、若者らは井戸からくんだ冷水を四方向から脚・腰・頭の順に浴びせた。
 およそ1時間にわたって行われた儀式を見守った、永山さんの父で公務員清友さん(58)と、大平さんの父で漁師政秀さん(同)は「約30年前のことなので内容はよく覚えてないけど、こんなことやったんだっけか」と笑顔。水の冷たさは思い出したそうで「かわいそうに、よくがんばった」と震える息子たちの頑張りをたたえていた。

編集者: まのめ  日付:19年1月30日

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