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いわきの新しい芸能披露 東京キャラバンinいわき


いわき市歌の振り付けを披露するダンサーら

 やっちき踊りの拍子に絡み合う韻を踏むラップの言葉―伝統芸能の担い手やアーティストがジャンルを超えて交流し、新しい表現を創出する「東京キャラバンinいわき」が19日、小名浜のアクアマリンパークで開かれた。これまで交わることのなかったさまざまなジャンルの芸能が融合し、大漁旗やいわき絵のぼりが掲げられた会場で披露されたいわきの新しい表現が約2400人の市民らを魅了した。主催はいわき市・東京都・公益財団法人東京都歴史文化財団(アーツカウンシル東京)。
 「あー、やっちきどっこい、どっこいな」。県指定重要無形民俗文化財に指定されている上三坂やっちき踊り保存会のお年寄りの掛け声を合図に踊り手たちがダイナミックに飛び跳ねると、ラップグループのオナハマリリックパンチラインの若者らが言葉を重ね、濃密なリズムを刻んだ。下綴青年会の総勢18人が演舞したじゃんがら念仏踊りでは太鼓打ちとダンサーが共演、スパリゾートハワインズのフラガールが華麗に舞い、ファイヤーナイフダンサーが迫力の踊りを披露した。
 いわき市歌に振り付けをして、飛び入り参加の市民を交えて演者が踊る一幕もあり、盛り上がった。ステージを見つめた内郷高坂町の自営業坂本雄一さん(55)は「今回だけで終わらせるのはもったいない。いわきだけでなく福島全体への広がりを期待したいし、外国人にも見てもらいたい」と話した。
 東京キャラバンは、東京五輪後の文化基盤を創り、新しい地域文化を創造することを目的に2015年にスタート。劇作家・演出家・役者である野田秀樹さんの発案で「多種多様なアーティストが出会い、ジャンルを超えて文化混流することで新しい表現が生まれる」とのコンセプトを掲げ、国内外でパフォーマンスを行っている。今年はいわき会場を手始めに5都市で開催する。
 約1時間のステージを終えて、いわき会場を取り仕切った、振付家・ダンサーでダンスカンパニー「コンドルズ」主宰の近藤良平さんは「根源的な音の響きをテーマに(演出)し、予想が付かない一体感があった。今後、(こうした交流が)次々に繋がっていく予感しかない。ゆったりと見ていたいわきの観客もとても良かった」と感想を述べた。

編集者: まのめ  日付:19年5月30日

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