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四倉町の里山をピカピカに 地域活性化目指す福島さん


耕作放棄地を再生し、地域活性化を目指す福島さん

 荒廃が進む耕作放棄地を再生し、野菜づくりなどに興味がある人々と協力して里山を維持していこうと、四倉町の農業福島裕さん(70)が奮闘している。活動名は「里山ピカピカ・プロジェクト」。賃貸や雇用関係を結ばない、金銭を介さない「ギブアンドテイク」(福島さん)の関係で、離農した地区民から管理を頼まれるなどした農地約1万坪に、就農希望者らを呼び込み地域活性化を目指す。
 舞台は同町上柳生中山地区。福島さんによると8世帯19人が暮らす農村で65歳以上が13人の限界集落だ。東京出身の福島さんは約30年前、東京の出版社を辞めて妻の実家がある同地区に移住。地区の農家らから手ほどきを受け、農業をなりわいに再出発した。
 里山再生の活動は東京電力福島第1原発事故がきっかけ。高齢などの理由も重なり、地区民らの離農が相次ぎ、荒れる農地が増えた。自身の農地約2千坪のほか、4世帯から計約8千坪の管理を託された。
 「かつてのように里山をピカピカに輝かせたい」と雑草がはびこる荒れた農地を開墾。原発事故後に安全への意識も芽生え無農薬有機栽培を始めた。他の団体との連携やSNSの情報発信で、市内をはじめ首都圏などから個人や企業・団体が活動に協力。昨年は延べ1380人がボランティアで訪れ、うち、60歳代を中心とした市内の複数のグループが畑で無農薬野菜づくりに取り組んでいる。
 中には農業未経験者の35歳の料理人もおり、福島さんのアドバイスで豆やジャガイモ、レタスなどを栽培。育てた野菜は自家消費のほか、市内の道の駅などで販売することも可能とのことで、福島さんは「この地が人々の癒やしや遊び、仕事の場となり、この地に根を下ろす就農希望者が出てきてくれれば」と期待している。問い合わせは福島さん、電話090(3759)4952。

編集者: まのめ  日付:19年5月30日

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