いわき市のポータルサイト,いわきの求人

豊間の海で御潮採り神事 神輿を担いで疫病退散 | WEBメディア ふくしま、いわき市のポータルサイト

豊間の海で御潮採り神事 神輿を担いで疫病退散


豊間の海で神輿をもむ大学生ら

 平菅波の大國魂神社(山名隆弘宮司)の例大祭が4日、平地区で行われた。豊間海岸では住民や大学生ら約60人が神輿を担いで海に入る御潮採り神事を執り行い、疫病退散を祈願した。
 神事は平成20年に県の重要指定民俗文化財に指定された。神事を取り仕切る豊間海友会(鈴木利明会長)によると、例大祭は約230年の歴史があり、神事は地区に伝染した疫病を鎮圧することを目的として約500年前に始まった。
 例大祭は東日本大震災後も途切れることなく毎年、継承。防潮堤工事が3月に完成したことで、震災後は初めて本格的に行われた。祭壇が設けられた浜辺では神職がお祓いをし、稚児舞いも披露。クライマックスの御潮採り神事では法被を着た若者が「よいさー、よいさー」と胸の高さまで冷たい海に入り、波が来る度に「うわー、冷たい」と絶叫。「せーの、そりゃもめー」と威勢のよい掛け声に合わせて何度も神輿をもんだ。
 平豊間地区では、神事の担い手が不足していたが昨年から東日本国際大の柔道部の学生が協力。今年は18人の学生が担ぎ手を手伝った。鈴木会長は「多くの住民が見守る中、震災前の当たり前の祭りがようやくできた。来年以降も継承していきたい」と話した。

編集者: まのめ  日付:19年5月30日

豊間の海で御潮採り神事 神輿を担いで疫病退散へのコメント(0件)